クローンだから病気に弱い(>_<)

 普段食べているバナナには、タネがありません。そう!タネがないバナナは、親株からできる子株で増やしています🌴子株が次々に出来るので、どんどん増やすにはとてもいい方法です👍しかし、この子株で増やす事が、とても困った事も引き起こしています💦それは、【病気】です!子株は突然変異が起きない限り、親株と同じ性質を持っています。なので、親株を枯らしてしまうような病気が流行り始めたら子株たちもみんな枯れてしまいます😭それは現実に起きていることなのです!

 

 有名なのは【新パナマ病】!!

病気に「新」と付いていることからも分かるように、バナナの病気の流行はこれまでにもありました。1890年代にパナマで見つかったバナナの病気がパナマ病です。土の中の菌がバナナを枯らしてしまう怖い病気です。これが世界中に広まり、それまで育てられていたグロスミッチェルという品種がほとんど全滅してしまったのです😨💦

 そして今、危機に晒されているのが日本にも輸入され私たちが食べている「キャベンディッシュ」という新品種です。台湾や中国、東南アジア、中東などでバナナ栽培に甚大な損害をもたらしています。新パナマ病に感染したバナナを食べても人体には害はないと言われています。この病気への効果的な防除方法はいまだ確立されておらず、このまま世界的に広がればキャベンディッシュが絶滅する恐れも懸念されています💦

 

菌も怖いですが、【害虫】にも要注意です!

その病害虫の名はバナナゾウムシ🍌🐘沖縄にはこの虫が居ると言われています。この虫は仮茎に穴を開け食べ進むため植物を弱らせたり枯らしてしまいます。しかし、バナナゾウムシは本州では越冬出来ずに死んでしまいます❄️しかし、それは路地栽培に関してリスクが無いのであり、温室栽培では越冬出来てしまいます💦一度バナナゾウムシが温室に侵入してしまうと退治することは困難です!沖縄や海外からバナナの苗を温室に持ち込む際には十分に注意して下さいね😉

 

 

 日本の路地栽培の敵は、やはり菌や虫よりも温度ですね😅暑いうちにどんどん成長させましょう✨

【バナナと夏空】!!

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